退職エントリ

転職してもうすぐ3ヶ月が経つのでちょっと書き残しておこうと思う。

といっても諸々あるのでそういう諸々はまあ察していただければと。

 

前職は小さいながらとてもやりがいのある職場だった。

PJが大詰めになるとどうしても残業が続いたり、稀にデンジャラスでバーニングなPJに当たることも多かったが、別にそれは(今となっては)特に負の感情があったわけでもなく、普通に死ねくらいの感情で済んでいた。それよりも、自分がいなくなったらこのPJマジで終わるでな、みたいな義務感というか、今この局面をどうにかできる人間は自分しか居ないみたいな、まあなんかそういう感じのアレがアレで悪くなかった。給料は低かった。

人間関係も悪くなく、20代~30代の社員とみんなで勝手にしょっちゅう遊びに行ったり勉強会したりしていた。いまでも時々お誘いが来て、立つ鳥あとを濁さなかったことはとても光栄なことだと思う。

ではなぜ辞めようと思ったかというと、別に会社が嫌になったというのはあんまりなくて、まあ強いて言えば自分はもう少しお賃金をもらってもいいのではないか?という気持ちと、あとは知的好奇心というか、もっと高度な技術に触れていきたいという感情からだった。なので過激な退職エントリみたいなのを期待している人には本当に申し訳ないのですが、そういうのはないです。

もっと端的にまとめると、社員80人くらいの会社の中で多分自分が一番強いエンジニアであるという確信を持ったからで、きっとこれ以上ここに残っていてももう得られるものは多くないなと感じたから。

入社2年目には社長賞も取ってしまったし、社内の誰からもあなたが一番できるという話を聞かされていた(本心かどうかはさておき)。で、その状態でまずはじめに私が思ったのは「そうだろう、そうだろう、私が一番だ」みたいな優越感というよりも、「いやそんなわけあるか」みたいな気持ちだったわけです。いや、冷静に考えて情報系の学問を修めていたわけでもない人間が、1年か2年働きながら勉強しただけで何十年もプログラム書いてきたおっさんたちより書けるっておかしいでしょ。ツイッターみててもQiita見てても全く私の理解できないような話をバリバリこなしている人たちがゴマンといるわけで、井の中の蛙になりたくなかったので井戸から抜け出したというわけです。

実際に大海を見てみて思ったのはやっぱり自分は全然だなという気持ちなわけで、スーパーマンがゴロゴロいる職場でなんとか必死で食らいついていこうとするのは辛いけどやっぱり自分のためになっているなという実感があります。でも今のままだと誰でもやろうと思えばまあできることをそれなりにキャッチアップ早くこなせるようになっていくだけで、スペシャリティみたいなものは全然発揮できていないので、そこに自信が持てるようになりたいですね。

全然関係ない話ですが、高度に知能が発達した人間集団は、会話における(ある特定領域での)類推能力なんかが突出しているせいか、全体的に早口で(≒情報密度が非常に高い)会話が成立し、そこにいきなりぽんと置かれると中途半端に知能が発達している程度ではまるで母国語の会話に聞こえないという現象に出くわしました。当初はその時点でもうやっていけるのか不安しかなかったですが、人間の適応力というのはすごいもので、3ヶ月たった今となってはその会話も十分理解可能だし、自分も徐々に早口になっているような気がします。この調子で、最終的に超音波とかで会話できるようになったら最強だなと思っています。

いまの仕事に物足りなさを感じるようになったら、転職して超音波で会話できるようになるための訓練を始めるのがいいと思います。

 おわり