たばこ

私は喫煙者だ。自宅ではアイコスを吸っているし、外では「平和の光」の異名をもつピースライトを吸っている。

 

遵法意識が高いので20歳の誕生日に初めてたばこを吸った。それからもうすぐ7年位経つわけだが、一向にやめられる気配がない。まあやめる気もいまのところは無いので当然ではあるものの、出費はかさむし、においはするし、女性ウケも良くないのでやめたほうがいいのは間違いない。間違いないのだが、多分結婚して奥さんが妊娠するくらいまではやめられないと思う。

 

嫌煙家の皆さんからするとそんなもの要らないと言われるかもしれないが、タバコミュニケーションというやつは確かに存在していて、私はそのおかげで今があるといえる。大学で留年して同期の友人たちが遠い存在になっていたときも、喫煙所に通っていたおかげで後輩と仲良くなれたし、東大の五月祭のときに喫煙所で初めて出会った人とは今でも年に数回ドライブをしたりして遊んでいる。たばこがなくても別のきっかけがあればその人達と仲良くなれたかもしれないが、それは今となってはあまり意味のない話である。

 

就職してからはなおさらそれを強く感じるようになった。今所属している会社はまだまだベンチャーといえなくもない立ち位置にいて、社員も皆若いため喫煙者があまりいないものの、前職は本当に普通の中小SIerだったので上は50代60代のおじさんたちも多かった。長野の支社長も、東京の社長も、みなたばこをすうおじさんたちだったので、私は自然と他の人達よりも彼らと話す機会は多くなったし、そこで色々な話をしてたおかげである種の信頼を勝ち取ってきた自負もある。自分が本社転勤を希望したらすぐにOKを頂くことができたし、退職するときは誰よりも惜しまれた(気がする)。

 

信頼は実力で勝ち取れよ、と言われるかもしれない。私に果たして本当に実力があったのかどうかは今回の論点ではないので置いておくとして、(特に日本)社会というのは実力だけでは勝ち上がれないのも事実である。私は大学をやめた段階で絶対にこのまま腐りたくないという気持ちがあったので、実力でも周りを圧倒して、人間関係でも絶対に失敗しないようにして、どんどん次のステージに進んでいくぞという心でいたこともあり、結果として今はそれなりに満足して暮らしている。(もちろん今のまま終わってしまうつもりもないが)

 

理解されたいという気持ちがあるわけではない。ただ、否定される筋合いもないなという気持ちはある。現に私もお酒は嫌いではないが強くはないので、「飲みニケーション」とかいう概念にはほんの僅かの信仰心すら抱いていない。でも他人がお酒を飲むことでしか築けないであろう人間関係があることは理解していて、そうしたい人はどうぞご自由にという心構えでいる。私は身勝手な人間なので、自分の苦手な分野で戦うつもりは全くない。

 

と、まあここまでは割と抽象的な話をしてきたが、実はたばこが好きな理由がもう1つある。他人がたばこを吸っている姿が好きなのだ。勘違いしないでほしいのだが、ちょっとグレてしまった中学生が大人ぶってたばこをかっこいいものと思い込むあの感性とはまた別のものである。

 

www.youtube.com

 

このPVの2:12秒あたりでボーカルがたばこをふかしている画があるのだが、このアンニュイさというか、そういうのにすごく惹かれるものがあるのだ。えっ、「ちょっとグレてしまった中学生が大人ぶってたばこをかっこいいものと思い込むあの感性」と大して変わらないって?私は「ちょっとグレてしまった中学生時代」を過ごしたことがないのでよくわからない。ちなみに、いかにも柄の悪そうな人たちがたばこを吸っている姿にはこれっぽちも惹かれない。

 

女性の場合もおそらく同じで、いかにも股がゆるいですと顔に書いてあるような人たちがたばこをふかしているのを見てもおそらく何という感情は湧いてこないのだが、清楚系の女性がたばこをふかしているのを見るとキュンとしてしまう。結局ギャップ萌えというやつの範疇に入るのかもしれない。清楚系の女性の方が実はビッチで・・・みたいな話は今はしていない。人間は95%が見た目なので清楚系の女性がたばこを吸っている画さえあればそれ以外のメタ情報は割とどうでも良い。

 

しかし清楚系の女性がたばこを吸っている姿を二次画以外で見たことがないので、現実には存在しないのかもしれないが、我こそはという方はぜひ挙手をしていただければと思う。